プログレの悲劇

Rotters Club

Rotters Club

カンタベリー、およびプログレというジャンルが生んだ世紀の傑作。
 
つい最近になって、このアルバムが紙ジャケで再発しました。
某スト○ンジ・デ○ズ誌の協力もあって、これまでは雑誌を指くわえて見ているだけだった
名盤の数々が再発されつつあります。

しかし、重大な問題点が一つあります。
それは、プラジャケではなく紙ジャケであるという点です。
個人的には、出し入れしにくい紙ジャケは苦手だったりするものの、LP世代の人には好評だったりと、
賛否両論ですが、問題はそこではありません。

紙ジャケは、決まって限定販売であり、再発したと思いきやすぐに供給打ち切りとなってしまうのです。
それらのアルバムの中には、マニア受けだけではなく、ジャンル関係なく
誰が聴いてもすんなり耳に入るであろう入り口の広さを誇る名作もあります。
前述のRotters'Clubがまさにそれなのですが、やはり取り扱っている店は(地方では)少ない。
 
限定盤や再発を高値で取引したり、レコードの蒐集家のように買い集めることは、
プログレッシブという言葉とはまるで反対の行為ではないか、
 …といったプログレファンに対する揶揄もあるそうです。
 
プログレ関係の本を覗くと、大抵
 ”現在、アーティストにもリスナーにも、30年前のプログレッシブ・ロックが見直されている〜”
的なことが書いてありますが、この現状を見ると、なんか違うような気がするのです(;´Д`)
 
プログレの4大バンド
king Crimson, Pink Floyd, Yes, EL&P
これ以外の代表的なバンドを適当に挙げてみると、
英:Genesis, Gentle Giant, Soft Machine, Van Der Graaf Generator, Jethro Tull
伊:PFM, Area, Banco del Mutuo Soccorso, Arti & Mestieri
仏:Magma, Atoll, Ange
独:Tangerine Dream, Can, Kraftwerk
日:四人囃子
他:Samla Mammas Manna, Pekka
 
この中のどれだけが普通のCD屋で手に入るかどうか… お察しくださいヽ(`Д´)ノ